第一章 準備

1/7
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ

第一章 準備

残った一族・家臣は北条氏政・氏直・幻庵・氏照・氏規・氏邦・氏隆・大道寺政繁・松田憲秀などであった。 方針を確認後、三方面軍の大将は急ぎ足で軍勢を率いて小田原城を後にした。 信濃方面軍の大将は北条氏照で八王子城に七千の兵で籠る。 鉢形城には北条氏邦の兵三千。 川越城は猛将で恐れられている大道寺政繁率いる三千の兵。 北条本隊・相模湾防衛の大将は北条氏規率いる一万五千。 富士川砦の大将は北条氏隆率いるおよそ一万の軍勢で急ぎ砦などを築き始めた。 小田原城に北条氏政・氏直・幻庵他の家臣を含むおよそ三万くらいで豊臣秀吉の二十万の大軍勢を迎え討とうと準備を開始していた。 世はまさに戦国時代である! 一方の豊臣軍は軍勢を三手に分けた。 信濃方面軍の大将は前田利家。 上杉景勝・直江兼続・真田昌幸など諸大名の兵五万。 相模湾の水軍(相模湾上陸隊)の大将は長宗我部元親・九鬼嘉隆・加藤嘉明・脇坂安治・間宮高則らの二万。 東海道を進む豊臣秀吉本隊は徳川家康をはじめ、織田信雄・織田信包・豊臣秀次・宇喜多秀家・黒田官兵衛・細川忠興・蒲生氏郷・堀尾吉晴・山内一豊・池田輝政・堀秀政・石田三成・大谷吉継などの諸大名の主力隊で十五万の軍勢ですでに小田原城を目指しての行軍中であった。 密かに伊達政宗・徳川家康・真田昌幸へ宛てに密書が風魔の手下によって送られていた。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!