第一章 準備

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本丸館にて普請奉行等以外の武将が集まっていた。 氏隆の筆頭家老・山県三郎兵衛尉昌隆 二番家老・高坂弾正忠昌隆 三番家老・馬場美濃守信隆 四番家老・内藤修理亮昌隆 侍大将 島崎三十郎繁綱 中川龍之 前田利益(客将) 舞兵庫 柴田勝隆 氏隆家臣団の主力は、武田信玄公の最盛期を支えた。 武田四名臣の一族を密かに保護していた。 勝隆は柴田勝家の一族。 利益は別名を前田慶次と言い、武芸や馬術等を氏隆の為に師事するためと秀吉に一泡吹かそうとする発言をした氏隆に興味を持っている。 「出来るだけ、時を稼ぎ、豊臣本軍を砦に少しずつ引き入れ殲滅!の繰り返しじゃ!」 「はっ」 正門に山県昌隆を大将に内藤昌隆・中川龍之・柴田勝隆の四千と定期的に高坂昌隆を大将に馬場信隆・島崎繁綱の四千と交代して豊臣軍の来襲に備える。 前田利益と舞兵庫は本陣に氏隆ともに兵二千で待機。 風魔からの吉報を待っていた。 数日後、砦が完成した時を同じくして蒲原の山から敵来襲!の狼煙が上がった。
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