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次にあったときの彼は青白く冷たくなっていた。
いたるところに包帯が巻いてあり、見えないようになっていた。たぶん損傷がひどいところなのだろう。
あの日彼の温もりを感じたばかりなのに。
まだまだ教えてくれることいっぱいあったんじゃないの?
私は泣いた。涙が枯れるまで泣いた。
高校も彼がいるからってその学校にしたのに…。
もっと一緒にいたくて、もっと傍にいたくて…
それがもう叶わなくなった。
しばらくの間、私は目標を見失い廃人のようになっていた。
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