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過去
私には小さいときから大好きだった近所のお兄さんがいた。年は2こ上だ。
そんな大好きだったお兄さんと中学校2年生の時、ひょんな事から付き合うことになった。
小さいときから大好きだったので私は大いに喜んだ。もちろん初めての彼氏だ。
付き合うって事自体がよくわかっていない私に、色々な事を教えてくれた。
「中学校を卒業したら、真実に1つ教えたいことがあるんだ…。」
以前からその事をよく言っていた。
私が中学校の卒業式を終えたその日、その彼といつものようにデートをしていた。
「卒業おめでとう。」
「ありがとう。」
「前から真実に言ってたこと覚えているかい?」
彼は私に質問してきた。
「もちろんよ。忘れることあるわけないでしょ。」
そう言うと彼はニッコリと笑った。
「じゃあ、今日のデートは真実に新しいことを教えるとしようか。」
そう言うと彼は私の手を力強く引っ張っていった。
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