0人が本棚に入れています
本棚に追加
もう何度通ったであろう道路を50㎞で走る。最高速度40㎞の道でも大抵の車は50~60㎞の早さで走らせるので僕の後ろには何時も列が出来る。
そんな時後ろの車に道を譲るため僕は道沿いにあるコンビニに入る。
そのコンビニを僕はよく使う。
週に4回程は行くだろう。
何時同じ時間に行くので店員さんには顔を覚えられていると思う。
買うものは大したものじゃない。
コーヒーとスコーン(パンの方)。もしくはカフェオレとブラックチョコといった間食を買う。
一回に300円程度しか使わないけど何度も通えばお金は重む。
小企業の平社員の給料はそんなに多くない。だからお金に余裕はないけれどそれでも行ってしまう。
コンビニには上手くは言えないけど人を惹き付ける雰囲気を醸し出している気がする。
店に入ると「いらっしゃいませ」と店内にその声が響き渡る。それは普通の光景かもしれないけどその普通が少し嬉しい。
商品を買ってお釣りを貰うとき顔を覚えられた店員の人に「お疲れ様です」と言われながら渡されるのも嬉しい。
車に戻り買ったものを食べながら車を動かす。止める時いつも前から突っ込む僕だけどコンビニだけはバックで止めようとしてしまう。
何故かは分からないけど。
最初のコメントを投稿しよう!