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仕事の帰り道に
珍しく定時に仕事が終わる。
朝7時から夕方16時まで働いて外に出るとまだ空は青く太陽も眩しい。
工場で働く僕は車に乗るとエンジンをかけ道に出る。
車の運転は苦手だ。1年前まだ免許をとったばかりの僕は車の事故を起こし運転することが苦手になってしまった。
通勤はようやく慣れたものの日頃運転しない道はとても怖く感じ遊びに行くときは何時も友達の車に乗せてもらっている。
親や友達からは早く慣れなさいと言われるもののあの恐怖は実際に体験したものじゃないと味わえないものだ。
車からガスが漏れ対向車に乗っていた人は意識のない重症。免許を取るときにならった行動なんてその時冷静じゃない僕に取れる筈もなかった。
幾度となく警察や相手と話し裁判所へ行ったり入社したての僕はそれらの事で頭が一杯になってしまった。
車は恐怖を運ぶ乗り物。
僕の車に対するイメージはそれだ。
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