Honeymoon-2

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私は「やった……」と、言って彼の腕に自分の頬をつけた。 気温が高いせいか、いつもより彼の体温が高い。 「共哉さんの腕珍しく熱い……」 「そう?日焼けしたかな」 「私もしちゃうかも。でもいいです式は終わったし……」 「そうだな」 きっと水着になったらもっと焼ける。それより今は楽しみたい。 私たちはゆっくり歩いて部屋に戻った。 「葉月、ちょっと待ってて」 「え?」 「電話少しかけさせて」 「あ、はい」 彼が携帯を手にして電話をかけ始める様子を見て、私は外のテラスにでた。 そこには寝そべって海を眺められる椅子がある。 私は個々のそれをくっつけた。 「悪かったな」 「いえ。共哉さん、見て二人がけになりましたよ」 「あぁ、本当だ」 私が彼の手をひいて「座って下さい」と、そこに寝かす。 「葉月もおいで」 するとすぐ私は彼の上に重なるように身体を倒した。
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