未来月-2-2

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「お前のタンスの引き出しに白衣があったろ?」 「え、あぁ……はい」 前に友梨香にもらったものだ。でもそれがなぜこのナース服に繋がるのだろう。 しかも、それだけでない。 箱の中にはまだ、他にも衣服がありそう。 「そのことを米倉に話すことがあったんだ」 「え?なぜ……?」 「……いろいろとなりゆきで、だ」 なぜか早口で言われて「はぁ……」と、言ってしまう。 なりゆきで白衣の話になるのは謎だが、彼がすぐに説明した。 「これは、それで米倉が俺に送ってきただけだ」 「……」 彼にしては意味がわからない。 私が理解できないことを、彼はいつだってわかりやすく説明してくれるのに…… 私の理解力のなさのせいだろうか。 「もしかして、ハロウィンの日にパーティーでもあるのですか?」 これまで、彼と共に何度かパーティーに参加した。やはり苦手であるが、彼がいつも側にいてくれるから、昔よりマシにはなったと思う。 もしかすると、まだまだ先ではあるがこれはハロウィン用なのかもしれない。
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