THE BEATLESの聴きどころ 『LET IT BE』

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『LET IT BE』(1970年5月8日発売) Ringo Starr(以下、リンゴ)弱冠29歳。 Paul McCartney(以下、ポール)弱冠27歳。 George Harrison(以下、ジョージ)弱冠27歳。 John Lennon(以下、ジョン)弱冠29歳。 さぁ、聴きましょう!再生ボタンをON! M-1:TWO OF US ・この曲が1曲目で本当によかった。 「TWO OF US」です。ポール作。アコースティックでシンプルなサウンド、ジョンとポールのハモリ、サビの強引な転調など、初期THE BEATLESらしさにあふれた1曲と言っていいのではないでしょうか。この曲は大好きですね。  ハモリはジョンが下、ポールが上、ですが、歌終わりの「~♪We’re Goin’ Home~」だけはジョンが上。これは今回音源を聴き直していて気が付きました。『BEATLES ANTHOLOGY』(THE BEATLESの歴史をデビュー以前の音源から振り返る一大プロジェクト。アウトテイクや別テイクがふんだんに盛り込まれ、彼らの曲創りの過程がわかる面白いアルバム(1995~6年発売))を聴くとはっきりわかります。もう何百回と聴いている曲ですが、まだまだ聴けば聴くほど新しい発見があるのですよね。これが何十年経っても人々をひきつけてやまない彼らの魅力の一つでもありますね。  がしゃがしゃとアコースティックギターが鳴らされ、サビでは16分のストロークも味付けされます。ベースパートはジョージがエレキギターで弾いています。テクニカルに動きまくり、滑らかなスライドもあり、なかなかいいフレーズですよね。アウトロの降りてくるフレーズも耳残りします。  ドラムは ぱたぱたぱたぱた と細かく叩かれて曲を引き締めます。後述の通りアコースティックギターのユニットで演奏しましたがどうもしっくりきませんでした。実はこのぱたぱたドラムが曲の雰囲気創りには欠かせない要素なのだと思います。へぇ、そうなのですか!?と半信半疑で聴いてみて下さい。一方、サビへ入る2回目の だだだだだだだだ の8分、ややもたり気味に聴こえませんか。何気なく聴いていてもつい気になります。  アコースティックギターのユニットでよく演奏しました。THE BEATLESでアコースティックと言えばまずこの曲。
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