ポンコツロボット

五右衛門

1216号室に向かい、電気ショックをミズコシに与えて自分のストレス憂さ晴らしてストレスを解消しようと12階をうろちょろしていた。

電気ショックとはロボットの体に流れている電流を電圧過剰にし狂わせることだ。

電圧の上下をランダムに変化することで電流を変化させる、通常の場合でもヒトで例えれば、血圧180から80に変化させるようなもので非常に苦痛に感じる。

特に弱っているロボットに対しては強い痛みしか感じなくなるし、ひどい場合は死ぬことになるので日本国憲法では禁止されている。

これを日常茶飯事的で行っているのが731収容所で、ここの技師は頻繁に使うことで罪悪感が無くなった。

また、ミズコシは動力源を古い油圧ポンプを使い活動しているが、これを制御しているプログラムをナガオが作ったものを使っているため誤作動しやすい。

その結果、動力発生源を動かすデイーゼル油が劣化しやすくなる。

すぐに腐った油がチューブの中で固まりやすく、つまる主な理由だ。