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しかも追加実験もしてもらった。
そのデータがチャンピオンデータとなり、業界でも評価を得ているアンチ・ロボットジャーナルに採択され、それを基に卒業論文を書いてもらい、ようやく卒業できたからだ。
「御意」と承知したものの「英文って何」頭に何も思いつかない。グーグル翻訳で一文、一文訳させ、全文を訳してみると何となく英語の論文らしくなってきた。
「そうだ」
これを投稿しようと思い、
獅子丸やコメツキバッタの西川にみせたが、「いいんじゃないの」と表紙のタイトルだけを見て中身は、どうせ読んでも分からないから適当にいった。
ちょうど、1216号室のミズコシにも見せてやろうと、英文を書いたという高揚感でそのまま、みせつけた。
「見ろ、貴様の仲間のことを書いたものだ」とミズコシに見せた。
ミズコシは、文を読み進めるうちに「ヒドイ日本語英語だ」と感じた。
結論も良く分からなったので、これは論文というより文学ですねと忌憚のない意見をいったところ、この一言が五右衛門の逆鱗に触れたようだ。
「貴様になにが分かるのだ」と電気ショックを与え、死ぬ寸前くらい電圧を上げて去っていった。
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