標本

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 目を覚ますと私は標本室にいた。辺り一面に彼が手掛けたと思われる昆虫の標本が飾られてる。何かおかしい……私は飾られた標本を良く見た。すると、昆虫が標本の中で動いていた!?  私はそれに対して驚いていると、もう一つのことに気付いた。声が出ないのだ……どんなに必死に叫ぼうと音が発生しない。私は急いでこの場から脱出しようとした。だが……  動かない……私は立ったまま前に進めない。いくら足を前に進めても背中が壁にくっついて進まない。そして、私は気付いた。私の周りにガラスが覆われていることに……
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