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創世神side
黒々とした闇に呑まれて言った元世界神を一瞥し、哀れな少女の魂へと近づく。
それは目映いほどの輝きを放っていて、あの元世界神の女が嫉妬するだけある、と思った。
これだけの輝きを、どうやって手に入れたのか、不思議に思って魂に触れてみた。
途端に流れてくる魂の一生。
とはいっても、天命を全うできずに死んでしまった、18歳の少女だけれど。
その一生は、随分と呪われたものだった。
親を亡くし、差別され、卑下され、人として扱われずに生きてきたようだった。
しかし、彼女自身は類まれなる才能とそれに見合うだけの努力を続けたようで、国内有数の頭脳と能力の持ち主であったようだ。
面白い一生だ、と呟く。
ともあれ、神が殺めてしまったのだから、同じ神が償わなければならない。
暇だったから出向いた今回の件。
「僕自身が償ってあげてもいいね。すごく、面白い子だ。」
思わず口角が上がる。
今も尚、呪いをかけ続けている元世界神の執着を切っておき、魂を天界に持っていく。
面白くなりそうだ!
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