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陽介の顔から、不安そうな光が消えていった。
子供のような笑顔で、
陽介「順一君!あのさ...もしよければ、応援してくれない?」
順一「.....!」
陽介「だめ、かな?」
順一「いいけど」
陽介の顔かひまわりのように明るくなっていく。
順一は冷たい池にどんどん沈んでいく。
体の感覚も、想いも一緒に...
陽介「ありがと!ありがとう順一君!もしも順一君まで好きって言われたらどうしようと思った!」
順一「はは..陽介の嫌いなライバル関係ってやつにはなりたくないし、それに」
苦しい胸を押さえないようにこらえながら、言葉をつなげる。
順一「....好きなやつ、いるし」
俺はまたうそをつく。
陽介は応援するから!と話している。
はは、と順一は笑うも、心の中では大嵐だった。
本当の気持ちに、俺はきっとこの先伝えることなく蓋をし続けるんだな。
いつか、ほかに好きなやつができるまでは.....
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