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僕は青葉 零。
先月に誕生日を迎え、ようやく20歳になった大学生だ。
そんな僕は、今日から独り暮らしをする。
少し古い見た目だけど、家賃もいいし(3万5千円)、部屋も2つあるこのアパート。
つくづく僕は運がいい。と思える。
「よし…!行くぞ!」
と、足を出したとたん。
地面につまづいて転けた。しかも顔面から。くそぅ、痛い。
痛みを逃がすように頬を擦りながら部屋に向かう。
「ここだ。えーと、鍵は…あった。」
部屋の前に着き、鍵を取り出す。
そして深呼吸をして、鍵を開けた。
鍵を開けると、少し古い匂い。
しかし、部屋は広くてなかなかいい部屋だ。
「おぉー…」
と、思わず感嘆の声が出る。
「なんだ、もう荷物届いてたのか…。」
奥の部屋に置いてあったのは、棚やベッド。
「よしっ!整理始めるか!!」
独りむなしく声をあげ、僕は整理を始めたのだった。
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