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お隣さんの家。
「…居るのかなー…。」
少々不安があるが、とりあえず来た。
「よし…押すぞ、押すんだ零…。」
インターホンを押そうとする手が震える。
「う…手が…手がぁ!くそ!静まれ!僕の腕!」
厨二病?断じて違う!
「はっ!そうだ、深呼吸、深呼吸…って、このままじゃ絶対インターホン押せない!
あーもー!どうせなら当たって砕けろだ!!
青葉 零、20歳!参る!!」
と、盛大に叫び、インターホンに手を伸ばした…そのとたん。
思いきり、ドアが開いた。
そして僕は運が悪い。
ドアが腕にクリティカルヒット。
「いでっ!?ちょっ、痛!なに…って腕!し、びれた…!」
腕にジーンと痺れが入る。
「うぅ…何なんだよぉ…!今日の僕、運悪すぎる…!」
顔面から転んで腰を打って腕を強打。
…僕は呪われているのだろうか?
?「とっとと…出てけぇぇええぇえ!!!」
?「ぎゃああぁぁあ!!止めろぉぉぉ!!」
「えぇえええぇぇ!!?」
呪いだの考えていると、部屋からの怒号と叫び声。
そして中の人に投げられ、僕の真横を飛んでいった人。
あまりの出来事に僕も叫んでいた。
…つーか、
お隣さん…居た…。
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