はじまり

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君はやっぱり関東圏外の出身で、年齢は私と同じ18歳、君の大柄な体は高校時代の部活が理由だった。 そして君のあだ名は高校時代と同じ名前からとった「タツ」「タツさん」で定着した。 ちなみに私は君をあだ名で呼んだことはない、最初は君の事をあだ名で呼ぶのは馴れ馴れしいと思っていたし、途中から君は「君」と呼ぶと自分の事だと気付いてくれるようになったし、みんながあだ名で君の事を呼ぶ中で私だけ君の事を「君」と呼ぶのは少しだけ特別な気がしたからだ。 全員の自己紹介は覚えていなが、私が知らない間に入っていたグループは私を含めて5人で、グループのマスコット的な千華ちゃん、お母さん役の佐知さん、お調子者の菜々ちゃん、まとめ役でお姉さんの優さんに私を加えた5人だった。 千華ちゃんは私にクラスを聞いてきた女の子でかなり可愛い、身長は少し小柄でベビーフェイス私がオトコの子だったら千華ちゃんと付き合いたい。 佐知さんは女の子にしては身長が高く、本人は身長を気にしてるのか正確には教えてくれないが165cmくらい、本当に優しい人で少しおっとりとしていて、お嫁さんにしたい。 菜々ちゃんは悪い子じゃないんだけどお調子者で、よく佐知さんを困らせて優さんに怒られている。身長は千華ちゃんと同じくらいだけど、性格のせいでもっと幼く見える。 優さんは常識人で頼りになるお姉さんって感じの人で、グループのまとめ役。身長は佐知と同じくらい高くて、おっぱいが大きい。のちにグループ内で勃発するおっぱい戦争で判明したが、彼女は私の間には3つもの壁が存在した。 私ちのグループは他のクラスにも何人か仲の良い子がいるのだけれど、基本的にクラス授業でも、学年全体の授業でも5人は一緒にいる事がほとんどだった。
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