君と僕と私

はじまり

１時間ほどかけて全員の自己紹介が終わり、僕たちB組は女子３６人男子６人の４２人のクラスとなった。
男子は僕を含めて６人、当然６人しかいない僕らは６人で１グループを作って行動する事が殆んどだったし、６人しかいないから当然と言えば当然だけど６人とも仲は良かったと思っている。
６人のうち、名前に色を表す文字が入ったのが３人いて、アオヤン、アカ、シロくん。残りが、僕、ナツ、ユキの３人。
６人の身長は高い順に、シロくん、僕、ナツ、アオヤン、ユキ、アカの順番で、アカとユキは少し小柄な感じで、シロくんは１８０以上あるのでかなりデカい。あとの３人は同じくらい。
体格はシロくんが痩せ気味、僕とナツがガッチリした感じの体格、シロくんとユキはかなりのイケメンで早く爆発して頂きたいかぎりである。
どんな性格かはまた後で説明する事にして、自己紹介が終わると先生の指示で８人の学生が教室に入ってきた。
８人は先生のゼミの生徒で僕らの２年先輩の３年生で、今日は大学の中をオープンキャンパスの様に僕らを案内するために先生が時給１５０円(ペットボトルのジュース１本)で雇っているそうだ。ちなみに先輩曰く最低賃金を下回るこの雇用はボランティアというらしいが、先輩に学校の中を案内して貰えるのは凄く助かる。
席順で５人から６人が１人の先輩に付いて１つのグループになり、僕らの入学してからのオープンキャンパスが始まった。