君と僕と私

日常

大学の授業が始まると、高校時代とは違うことが色々とあり、最初のうちは中々慣れなくて戸惑うこともあったけれど、1週間も過ぎると大学生活にも慣れ、２週間過ぎた今ではごくごく普通に大学生活を送ることが出来ている。
ただ、高校生の時のように各学年ごとに教室が集まっているわけではなく、授業ごとに教室が違い、高校とは比較にならないほど大きな大学では中々目当ての教室に行くことが出来ず、４月というこの時期は迷子になる新入生が、間違った教室に入って侵入生になる事が多々ある。
中には授業の内容や空き教室の関係で毎授業、教室が違うなんて、ハタ迷惑な授業まであるくらいだ。
そして、なぜ僕が急にこんな話しをしているかと言うと、２週間が過ぎて普通に学生生活を送れていると言った側から迷子になったからだ。
言い訳をさせて貰えるならば、後から知ることとなったが、この授業は毎回ではないが度々教室の変わるハタ迷惑な授業で、今回この授業を受けるのは２回目で、僕は教室が前回と同じだと勘違いしていたのだ。
そして、確認しなかった僕は前回と同じ教室に行き、誰もいない教室のドアをそっと閉めた。