4話 7/4

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4話 7/4

08:15:12 08:15:13 08:15:14 「おぃ!ナギ!朝だぞ!」 『うーん。』 そう言われ目を開けるとすでに日が昇り朝を迎えていた。 「8時くらいか?」 『そうだね。 この太陽だと8時くらいかな。』 「最高だな。 この島は静かで。 こんなにゆっくり寝たのは初めてだ!」 『そうなの?』 「ああ。 オレな羽繕いが上手いからな。 みんなが次々に頼みに来て寝れねんだ。 実際まぁ、嫌じゃないんだけどな。 魚とかお礼でただでくれるしさ。 でも騒がしくてなぁ。 うーんだから誰にも起こされず起きる! 最高な朝だな。 気持ちいいな!」 ネルが翼を広げ伸びをしていた。 『ねぇ、ネルってさ、ネルが住む島1速いんでしょ? どれだけ早く飛べるの?』 「ナギそれをオレに聞くのか?この島を1周勝負してみないか? 海の上で100mくらいの高さで島を1周!」 …ネル凄い自信。 …でも、僕も上手く飛べる方だとは思うんだけど 『やろう!』 僕は起きたばかりの羽を広げてバサバサしてみた。 ネルも羽を広げてバサバサ始めた。 「よし!用意はいいか?」 『いつでもいいよ。』 僕達は羽を仕舞い、停まってる木から斜め先の海の方真剣な顔で見つめた。 「よーいドン!」 その掛け声で僕とネルが枝を足で蹴り、500mくらいの山の上から、斜め下に向かい飛び降りながら羽を開く。     
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