深夜のコンビニ

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夜の闇にぽっかり口を開いた誰もいない自動ドアの間から、熱帯夜の温い空気がだけがぬるりと入り込んできた。 店内の冷房が急に冷たく感じられ、腕に鳥肌が立つ。 私は怪談の類が大の苦手だ。 大学生にもなって、ホラー映画の予告編を見ただけで夜中にトイレに行けなくなるほどだ。
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