深夜のコンビニ

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そっと陳列棚から顔を覗かせ、トイレの入り口、本棚、自動ドア、ATMの順に目を滑らせる。 やはり、誰もいない。 もう、店長を呼んでこよう。 休憩中に声をかけるとすごく不機嫌になるけど、このままじゃ仕事にならない。 すっくと立ち上がると、 「あの・・・すいません・・・」 と耳もとで男の声が聞こえた。振り返っても、もちろん誰もいない。 恐怖と混乱で目の前が真っ白になった。
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