変人定員 店長編

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「いらっしゃいませ」 美加子センパイの艶のかかった声が暖房の効いた店内に響く。ここは僕がバイトをしているコンビニエンスストアだ。まだ11月なのに気温は1ケタを記録していて、入店してくるお客さんも白い息を吐いている。ここは、すぐ前の道路が国道ということもあって僕が普段バイトしている時間帯は絶え間なくお客さんが入っている。 恐らく1番忙しいと思われるこの時間帯、僕を含めて4名のスタッフで回していくのだが、スタッフで変人過ぎて困っている。 今日こそは平穏に終われば良いけど...。そんな願いは無常にも一つの悲鳴でかき消されるのであった。
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