さるかに合戦事件 ~判決~

2/3
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
 判事「被告、子ガニA。あなた達は、 被害者サルに暴行と拷問を加え殺害し た、間違いなですか?」 子ガニ「はい、間違いありません。」 判事「分かりました。検察側は、なにか 要求はありますか?」 検察官「はい、今回の事件の被告らの行 動は被害者サル氏に対する親の復讐とは いえ、余りにも残酷な結果だったと考え られます。よって被告らに最高刑を要求 します。」 判事「…弁護人は弁解がありますか?」 弁護士「はい、被告らの行動について は、確かに、最終的にサル氏を死に追い やったという事実はあります。しかし、 サル氏にも、親ガニへの暴行罪の罪があ ります。さらに協力した他の被告らは直   接的な恨みはなく、被告子ガニを精神的 支援のために、訪れたところで事件に巻 き込まれた可能性大であります。この事 を考慮して、被告子ガニの最高刑からの 減刑、また他の被告らの無罪を要求しま す。」 判事「被告代表、なにか言いたい事はあ りますか?」 子ガニ「……、」 判事「黙秘権の使用を認めます。次に参 考人を・・・・、」 こうして裁判は続いた。 そして今、判決の刻が訪れる。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!