休日

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「みんな!今日は来てくれてありがとう!!全身全霊で歌うから楽しんでいってね!」 「クーナチャアアアアアアアアン!!」 「突然どうしたアフィン」 「目の前にあのクーナちゃんがいるんだよ!興奮もするさ!」 「そ、そうか」 もともと頭のおかしいやつではあったが 本当におかしくなったかと思ったぞ ちなみに俺はカジノエリアの自販機で購入したジュースを飲んでいた。 しかしあの自販機、出てくるジュースがランダムだった。 ガロンゴ味とか書いてあるけど、製造者ブッ飛ばしたい 因みに味は青汁に雑草をぶち込んだ様な味かな 「それじゃあいっくよー! Our Fighting!」 とうとうライブが始まった 耳障りの良い音と歌声がが流れてくる だが俺の目はアイドルではなく そのアイドルの正面に立つ集団を見ていた 「おいアフィンよ、あの集団はなんだよ」 「あれはいわゆるクーナちゃん@ガチ勢の集団だね」 「頭にバンダナ巻いて、なんか光る棒みたいなやつ振り回してるけど」 「クーナちゃんにパワー送っているんだよ」 「お前の考え方も大概だな」 ライブはさらに盛り上がる 周りのテンションについていけなくなった俺は アフィンに「ちょっと休憩してくる」と伝え、 クエストカウンターの横にあるイスに腰かけていた。 そんな時 「こんにちは!」 誰かに声をかけられた とりあえず挨拶を返す為、声の方に振り返る
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