新しい愛刀

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「素晴らしく運がないな、君は」 聞き飽きたんだよ、それは メディカルセンターでの治療を終えた後 間を置かずに俺はザンバに代わる新しい武器の作成に勤しんでいた この職は武器がないとやっていけない しかし傷も癒えていない状況でさらにダメージ受ける、主に心の 「貯金下すか・・・」 ビジフォンへ向かう足取りは重い、ザンバより重い 端末操作を終え再びドゥドゥの元へ向かう 「よう、センパイ」 なんだよ、今忙しいんだよ 振り返るとそこに居たのは後輩のイオだ 「お前か、久しぶり」 「久しぶり、ところで聞いたよセンパイ」 「おう?」 「浮遊大陸で死にかけたんだってね」 「なんでお前が知ってるんだよ」 「そりゃセンパイが死にかけたことなんてなかったからじゃない? ちょっとした話題になってるよ」 「危険だと感じたらすぐ逃げるからな、俺は」 あの強化種の出現は予想外だった ウォルガーダ以外にもいるとすれば早急な調査が必要だ 「まぁ無事で何よりだね、安心したよ」 「ありがとう、後輩」 「そういえばさっきからドゥドゥさんにカモられてるけど、今日は何を強化してるのさ」 「あぁ、これだよ」 イオの前に差し出した武器は「コートダブリス」という武器だ ちなみにダブルセイバーという種類に分類される 「あれセンパイ、最近ハンターばかりやってなかったっけ? 「ハンターの武器はどうも合わないんだよな、気持ち的に」 「完成したら俺にも見せてくれよ」 「完成できたらな」 「そ、そうだね」 「・・・はぁ」 どんな能力を付けようとか考えるまでは楽しいんだ だがどうだ、現実は 95%?ふざけるな 裁判沙汰ですよこれは
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