18人が本棚に入れています
本棚に追加
/88ページ
あれから1日経った。
今日も浮遊大陸(俺は空島と呼んでる)にて
ダーカー狩りをしていた。
最近この空島ではダーカーの出現率が以前とは
比べ物にならない程上昇している。
また他では見られない強力なダーカーや、
それに寄生された龍族まで襲いかかってくる。
そんなこともあり出撃するアークスが他のエリアより少ないのが、ここ空島。
だが逆に誰かと会うことが少ないこの場所は
居心地が良かった。
ダーカーをあらかた片付けた所で
休憩がてらに昼飯を食べようとしたんだが、
少し離れた場所に見覚えのある格好をした女性が居た。
その女性は岩場に座り、モノメイトをゴクゴクと飲んでいた。
正直、あれは美味しくない。
ケガを治すという意味では万能だが、飯まであれにする気にはなれない。
その為、俺は毎日弁当を持ち歩くというめずらしいアークスといえるのかもしれない。
昨日のこともあり、声はかけなかった。
しかし、自分に向けられる視線を感じとったのか
彼女はこちらに気がついた。
最初のコメントを投稿しよう！