1人が本棚に入れています
本棚に追加
いつもなら、こういったことを続けるのたが……
「今回は少し変えてみよう……」
次に彼女は、二人の美しい幽霊の絵を描いた。
その次の夜は、三人の美しい幽霊の絵を描いた。
翌日の昼すぎ……
いつものように目覚めた幽子は、食事をしてから海岸に行き、
「あのまま描いていくと、十人まで描けるかしら……?」
彼女はアトリエに入ると、キャンバスを横位置にしてみた。
「こうすると、十人まで描けそうだけど……下半身が描けないわね……」
仕方なく彼女は、キャンバスを縦位置のままにして、描けるだけ描こうと決めた。
こうやって彼女は、更にどんどん幽霊の人数を増やしていった。
最初のコメントを投稿しよう!