まずは一人から…

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 七人の美しい幽霊は、うなずくと、幽子の体を捕まえにかかった。  幽子はおびえながら、 「あんた達、何をする気なの!」  七人の美しい幽霊は、そのまま幽子をキャンバスの中へ引きずり込んだ。  翌朝……  アトリエに幽子の姿はなく、キャンバスの美しい七人の幽霊の口元は真っ赤で、怪しく光り輝いていた。
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