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知記
「おい、そいつはうちの店で万引きしやがった。さっさと離れろ」
瞳子
「万引き?君、それ本当?」
クソガキ
「は、はい」
クソガキはカバンからパクった品を取り出し瞳子に渡した。てかパクったクセになんてふてぶてしい態度のクソガキだ。
ちなみにクソガキがパクった品は100円のでかいチョコ菓子だ。なんか板のスナックにチョコを塗りたくったやつ。
瞳子
「ちょっとあなた…これが商品って呼べるわけ!?」
瞳子は立ち上がるとクソガキがパクった品を俺の目の前に、これでもかってくらいに近付けてきた。
瞳子
「これ中が粉々になってるじゃないの!?」
知記
「知るかよ」
瞳子
「知るかよ?だったらもし万引きされなきゃこのまま売るつもりだったの!?もう信じられない!?ちょっとは彼に感謝しなさいよね。こんなの売られたらクレームものよ?」
手に取ったら買う前にわかるだろと思うが瞳子の理不尽な言葉はとまらない。毎回そうだ…俺が万引き犯を捕まえる度に何かと理由をつけて万引き犯を庇うのだ。
それがあり瞳子は少しばかり名が知られこう呼ばれている。
エンジェルクレーマーと。
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