悪魔対応店長の俺様とエンジェルクレーマーのおまえ

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数日が経ち俺はいまだイライラがおさまらない。毎日のように万引き犯を取っ捕まえてエンジェルクレーマーと言い合いをしている。 知記 「くそ、このチョコ菓子おくのやめっかな」 たかが100円の菓子を盗むとはどんな神経してんだとイライラは積もる。イライラし過ぎてうまく頭がまわらなくなっているとステファンが話しかけてきた。 ステファン 「テンチュー、テンチュー、ヘンタイデース」 知記 「誰が変態だ。なんだ?」 ステファン 「カフェ、ミロ」 聞き取りにくいステファンの言葉で俺は立ち上がり、商品棚の向こうを見た。見えるのはエンジェルクレーマーこと瞳子が働く喫茶店。そして喫茶店の前には男が三人。 その三人はクソ暑いこの時期にパーカーを着てフードをかぶっている。更にはマスクまでつけて手にはキラキラと光る刃物とバット。 どう見てもマトモな連中じゃないのは明らかだ。 知記 「あのクソ共、何するつもりだ」 ステファン 「あ、カフェにハイリヨル」
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