プロローグ

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この手紙を君が読んでいる頃には、私はもう死んでいるのだろう。 最後まで本当の事を黙っていて本当に悪かった。 けど、これだけは信じてほしい。騙すつもりはなかったんだ。 あと時に、本当の事を知ってしまったら君は私の代わりに死ぬと言っていたと思う。それだけが私は耐えられなかった。 君が死んでしまったら、私には何も残らない、生きている意味が無くなるんだ。 どうか、私の気持ちを分かってほしい。 そして、私の分まで生きて、必ず幸せになってほしい。 私は死んでも君を忘れない。 本当にありがとう。
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