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遣隋使とは、倭国(現在の日本)が隋(現在の中国)に送った使者のこと。
なぜ隋に使者を送ったのか。
簡単に言えば、社会勉強である。
隋と交流し、隋にある文化や技術などを学んで、自国に持ち帰ることが目的だった。
その使者の代表に、小野妹子が選ばれたのだった。
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「じゃ、隋に行ってきま」
「妹子、これを」
そう言って聖徳太子が妹子に渡したのは、1つの巻物。
「ん~?これは、何ですのん(桂小枝風に)??」
「この巻物を隋の皇帝(お偉いさん)に渡してほしいねん」
「何書いてるんすか?」
「ま、倭国と隋、仲良くしましょう、みたいな事が書いてあるわ」
妹子はなるほど、といった感じで頷く。
「妹子よ、俺はこの外交をチャンスと思っている。今や時代はグローバルや。向こうでたくさんの事を学んでや」
「お任せあれ」
「怪我のないように…」
そして乗組員約80人を乗せた船は隋に向かって動き出した。
当然だが、船の動力源は「人」。
手こぎで大陸へと向かうしかない。
さらにナビもコンパスもなければ海図すらあやしい時代。
まさに命がけの航海であった。
「片道2ヵ月とかバリ長いねんけどー!!」
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