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「何してるのかな?」
背後から声が聞こえて、思わず身体がビクッと反応した。
ゆっくりと後ろを振り向くと男の人が1人、腕を組み私を嗜めるように見ている。
「だ、……誰ですか?」
その問いかけに彼は答えず、ズカズカと歩いてきて私の隣にまでやってきた。
「1年生?」
「……は、はい」
へぇ?と頷きそのまま腰を下ろし座った彼。
彼もまた、立入禁止のレッテルを無視して入ってきたと思えば、自分だけが悪者ではないかと。
多少は強気でいれたのかもしれない。
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