再会は赤い七竈のもとで

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 コーネリアスとセオフィラスの実力は拮抗していた。特に体格に差がなかった十三、四の頃は、色違いの双子などと呼ばれてからかわれた。朝から晩まで詰め込まれる学問も武術も、コーネリアスはただ負けるのが惜しく、セオフィラスはおそらく背負うもののために必死で修めた。そんな中、コーネリアスが痛快に思ったのは、はじめこそ心に鎧をまとい、誰も寄せ付けなかったセオフィラスが、日に日に、養父たる篤実な王に心を許し、敬愛の情を捧げるようになっていったことである。 コーネリアスとセオフィラスは相変わらず犬猿の仲だったが、少なくとも出会った日のような――良いものをよいと認め合えないような――根本的な感情の齟齬は解消されたように思われた。  やがて、体格に秀でたコーネリアスは、武術全般の達人となり、頭脳の冴えたセオフィラスは、世界中の粋を知ると噂されるほどの切れ者になった。切磋琢磨しあう二人はやがて、世継ぎ候補の中でも飛び抜けて目立ち、王はその姿を見て目を細め、また、ため息を漏らすようになった。  光あれば影もある。保守のセオフィラス派と、革新のコーネリアス派。彼らが優れていたが故に、二人の預かり知らぬところで、派閥争いが起きかけていたのである。

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