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首根っこ咥えられてぶらーんとしながら大人しくしていると、狼は広いところに出て俺を優しく下ろしてくれた。
そして、狼は俺のそばに寝そべった。
なんだろうと首を傾げていると、狼は俺に乳を飲むように言ってきた。
この狼、もしかして……
「わんっ?(おかーさん?)」
「ガウ(なんだ?)」
あ、やっぱり。
というか気づかない俺が鈍いのか?
てなわけで、この大きな狼は母上だったそうです。
……あ、そういえばさ、最初に俺のこと舐めてたのって、結局何だったんだろうね?
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