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うーん……人間領のここは森の奥とはいえ安全ではないし、私もそっちに行ったほうがいいか……
その方が、あいつも子供たちに会えるし、警戒されなくなるかもしれないし。
それに……
「ふみゅう……」
私の腕の中で眠る小さいのの顔をひと舐めすると、甘える様に小さな声をあげ、鼻先に擦り寄ってくる。
どんな夢を見ているのか、とても幸せそうに、気持ちよさそうに眠っていて、この眠りは危険なものではないとほっとする。
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