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_____きて、……おきて、起きてってば!ねぇ!
《誰か》の声がして、俺を起こそうと揺すってくる。でも、俺は眠い。まだ寝たいんだ!
(うーん……あと、5分……)
_____もうっ!起きてって言ってるのに!
その《誰か》はイライラしているのか、俺を揺する手がだんだん乱暴になってくる。いいから寝かせろ~……
(……じゃあ、あと1日寝かして……)
_____長っ!?なんでそんなに伸びてるの!?ねえ、起きてってば!
またもや《誰か》が俺を起こそうと激しく揺らしてくる。
(うるさいなぁ……寝かせろよ……)
_____ああ、もう!!いいから起きなさーい!!!
《誰か》は痺れを切らしたのか、俺が被っていた布団を引っぺがした。
……っていうか、敷布団ごと持ってかれた。
「うわぁっ!?」
「もー、やっと起きた?」
「あ、ハイ。……ってか、誰?」
「あ、僕はね、君たちの世界でいう神様ってやつだよ!」
……はい?
「え、今、なんて……」
「もー、ちゃんと聞いててよ。僕は神様なの!!」
え……
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