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どうにか舐めるのをやめてもらえないものかと、腕を顔の前で降ってはみるけれど、何かに当たった感触もなく俺は舐められ続けている。
「わふぅ……(うう……)」
なんだかわかんないけど舐めるのやめてくれない……
もうなんか多分だけど毛がベチョベチョな気がする。
毛なのかもわかんないけど多分毛だと思う。
と、涙目になって半ば諦めかけていたその時、俺に救いが来たのだ。
「ガウッ!」
「「「「キャンッ!クゥーン……」」」」
大袈裟なこと言ったかもしれんが、本当に救われた。
なんだか今まで聞こえた鳴き声より低かった気がした。
っていうかさ……
_____ペロペロペロペロ
なんで俺はまた舐められてんのかね!?
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