越後の長の心構え

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新生武田家の後見には上杉輝虎が立つ事となり、武田家の御家騒動は終焉を迎えた。 「という訳で、わしゃぁ、帰るぞ。昌胤。」 「うむ。隼人。此度は誠に世話になった。何と御礼をしたら良いのか…。」 上杉家の援軍を引き出した原昌胤は大いに評価され、勝頼の重臣に収まっている。 「ふん。気にするでない。野球部に入信してくれた故、それで十分じゃ。」 その昌胤は、隼人への御礼のため、一族で野球部へ入信した。 「欲が無いのぅ。隼人。」 「気楽に野球が出来る仲になった。それが何よりの礼じゃ。」 「左様か。」
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