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つまり、隆行が半兵衛に並ぶペースで情報の収集分析を実施するには、かなり効率的に情報管理の出来る優秀な組織をしっかりと運営している必要があるのである。
更に、何年も前から、こうなる事を想定し、このタイミングで活きる人脈を築いていた、となれば先見の明どころではなく、既に予知の領域であった。
「まだまだ未熟ではございますが、是非、同行させて頂き、勉強させてくだされ。」
半兵衛が深々と頭を垂れると、
「滅相もございませぬ。拙者こそ、様々勉強させてくだされ。」
隆行は生真面目に頭を垂らす。
そうして意見を交わした二人は、護衛達の動き方を勘案しつつ、阿蘇家訪問の予定を立てるのであった。
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