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隆行としては歴史知識や侘茶屋により、既に持っている情報ではあるが、
「左様か。なるほど。」
などと言葉を聞いていた。
(一介の兵卒でも、意識を高く持って職務に望んでくれる事は良いこと…。)
という事なのであろう。
その間に隆行は、侘茶屋からの連絡を待っていた。
隆行が阿蘇家へ向かう道を安全にするべく侘茶屋が動いていたからである。
そうする理由は、道中の安全だけではなく、大友家の隆行への監視が厳重だったからである。
(活動しにくくさせて、失敗させようって気なのかなぁ…。)
やはり、大軍を率いて来なかった隆行に不満があるのであろう。
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