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「さて、この後の事じゃが…。」
と、言いかけて隆行は周囲を伺った。
周囲からはバタバタと騒がしい騒音が聞こえる。
隆行の護衛の者達と、元々屋敷に配置されていた者達で、様々なやりとりが行われているのであろう。
(すぐに次の事を検討する必要があるけど、どこにスパイが居るか分からん。それなら、他の者が聞こえにくい場所で話すか。)
そう感じた隆行は、
「…ふむ。縁側で話すか。」
と部屋を出て縁側に腰かけた。
これであれば、近場に人が居ても、風に乗ってくる外や護衛達の喧騒で聞こえづらいであろう。
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