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「隼人殿と…宗運殿…どこか似ておりますね…。」
「うむ。実はワシも同感じゃ…。以前からその事を強く感じておる…。」
それを聞いた宗運は、突然笑いをおさめて真顔となった。
「甲斐隼人殿とは…。野球部の豪傑と聞く、あの、甲斐隼人…なる御仁の事でしょうか?」
二人が頷く。
「拙者の…子孫かも…しれませぬな…。う…氏が…同じ…ぶっ、ぶわぁーはっはっは!!子孫!子孫とな!!はっはっは!」
笑い転げる宗運に顔を見合わせ二人は、この日も宗運から解放してもらえなかった。
そして、即席の祭壇を用意された隆行は、満面の笑顔の宗運から茶化されつつも質問攻めにあうのであった。
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