擬態の外交

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大友家からすれば、隆行の外交で援兵の目途が立たなければ土居家本国の兵を派遣させるつもりなのである。 そして、隆行の外交が成功するようであれば、隆行を暗殺する計画を考える必要があるのである。 当然、隆行の外交失敗の方が不確定要素が少ないため、密かな妨害工作も考えのうちにあるのであろう。 その辺りの大友家の考えを踏まえた上での対応である。 この半兵衛程に適した人物はいないであろう。 まだ、外交が失敗した訳では無いが、成功もしていない。 外交にとってポジティブな要素がありつつもネガティブな要素もある。
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