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その男は頷きながらこちらを見ています。そしてにこやかに笑ってます。
「あれは嘘だから」
どれがだよ……と思いつつもその言葉についに私は怒りの絶頂に達しました。そしてそれをそのままレジの上に置いてさっさと出口に向かい帰ってしまいました。
それからその店がどうなったかと言いますと、チェーン店は一切発展されずそこにある店だけしか成立しませんでした。しかも私がいた日を含めて三日間でこの店もついに潰れました。仏の顔も三度までや三日坊主とか三のつく言葉は多いと思いますが、まさか店の倒産が三日目ということになるとは……。
そしてその店の跡地には今は立派な便利で安く、お客様に親切でチェーン店もある普通のコンビニが立っています。もちろん、あの男はそこにはいません。今日もまた私は平凡な風と共にそのコンビニに足を歩めてます。
-おわり-
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