6.攻撃すらも、だめでした。

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6.攻撃すらも、だめでした。

コロシアムに着いて実践的な修行と言われて少しワクワクしていた俺ですが修行内容を聞いてあらビックリ 「これからサヤダには私の下級召喚獣と戦ってもらいます。あ、攻撃はなしですよ。」 「攻撃無しとか死ねと?」 「はい。」 「そうなの!?直球すぎない!?」 俺を無視して何か呪文を唱え始めたサミレ 「我が魔力を糧とし、魔なる命よ!参来せよ!」 地面から俺の腰くらいの悪魔のようなものが出てきた。 「修行は簡単ですよ。その悪魔が放つ魔法を反射して、悪魔を倒してください。そして先に警告しておきますね。エクスキャリバーの能力はあくまで魔法の反射。魔法の所有権を奪えるわけでは無いので、反射した魔法を操ることは出来ません。ま、サヤダが魔法を覚えれば所有権も奪える様になるかもしれませんがね。感覚で魔法を跳ね返してくださいね。」 「つまり打てばいいんだな。」 現役卓球部だった俺は鞘を持ってラケットのように構える。 「そんな剣の構え、見たことありませんね。いや、そもそも伝説の聖剣の構えを見たことがありませんが。と言うか鞘しかない剣士も見たことありませんが。」 「うるせぇ!」     
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