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30回目の16歳の夏。
流れ星のように突然現れた男の子に、私は恋におちた。
『好き。大好き。すっげえ好き。
付き合って』
年齢差、身長差、収入差、身分の違い。
恋には障害がつきもので、
過去から現在まで
あまたのカップルがそれを乗り越えてきたのだろうけど。
彼は生死すら乗り越えて、真っ直ぐに私の心を打ち抜いた。
青空の下、屋上で言ってくれた『永遠』の言葉。
世界中のラブソングをたばねた花束。
打ち上げ花火の下での切ない2度目の告白。
神様。
もしも願いが叶うなら。
あともう1日だけ。
彼の横顔を見つめる時間を私にください。
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