第1章

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今日も頑張って行くぞ~! ふぁ~…眠っ。 学校に行っても眠気が収まらない。 ぼ~っとしながら見た夢を思い出す。 誰だろう? 考えても…考えても…わからない。 「葵~?」 ビクッ! 「何ビクついてんのよ。 なんか有った?」 心配そうに典子が覗き込む。 「ううん、なんでもない。 眠れなかったかも…」 「誰が?」 「私…」 「……あはは、あり得ない! 葵に限って断じて…無い!」 そこまで否定するかい? 典子の心配の裏返し… いつも私が落ち込んだ時ほど笑い飛ばす。 それが私には嬉しい。 「典子!それって酷くない?」 そう言うと典子はペロッと舌を出した。 持つべき者は友達!だよね。 夢の事は家に帰って考えよう。 そう決めて放課後、典子と寄り道しながら帰った。 家に帰って来て着替える。 夢の中なんて、あり得ない事が起こるし気にしない様にしよう。 夢だ!夢! 考えない…考えない。 明日も学校、宿題して寝よう。
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