二日酔い

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
酔いが覚めた朝の9時頃に 寝床から起き上がることが億劫な 僕の気持ちをよそに時間だけが過ぎていく 昼の12時に仕方がなく起き上がるも 頭痛を起こした僕は 怠惰に見てもいないテレビを眺める なにもかもがつまらない つまらないものにしているのは 僕なんだ 世界は誰のものでもない 人は両手を精一杯広げた範囲を世界と 呼んでいるんだ 他人の本意は分からない 本意を汲んでいるんだ それは自分自身の気持ちを混ぜ合わせたもの もし、あなたが人を憎んだとき それは、自分を憎んでいる そう言われた自分に そう思われた自分に そうやって昨日の自分を他人と呼んで 客観的に見直していた
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!